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ddd 212

仲條正義 IN&OUT,あるいは飲&嘔吐

  • ギンザ・グラフィック・ギャラリーからの巡回展。御年84の仲條氏の全く衰えることのない若々しい感性、模倣すら寄せ付けない圧倒的な存在感を示す作品を紹介した。「MOTHER & OTHERS」をテーマにしたスイスサイズの新作22点、これまで精力的に開いてきた個展で制作された作品の数々、40年以上にわたりアートディレクターを務めた資生堂の企業文化誌『花椿』をズラリと並べた特大の展示台を、銀座とは違い広いワンフロアで展開、迫力のある空間となった。

  • ID

    ddd_212

  • 展覧会名

    仲條正義 IN&OUT,あるいは飲&嘔吐

  • 開催期間

    2017年05月09日–2017年06月24日

  • 展覧会タイプ

    gggからdddへの巡回展

  • 会場

    ddd太秦 (京都)

  • 作家・団体

  • ポスターデザイン

  • 2017年05月18日
    ギャラリートーク
    京都dddギャラリー

    84歳を迎えてますます精力的な創作活動を続けられている仲條氏と美術史家でデザインにも造詣の深い山下氏によるトーク。二人の関係は2005年に仲條氏が声をかけ、代表作『花椿』の「其ノ、ココロハ」というコーナーを山下氏が担当して以来。一見無関係な二つの画像に対して263文字以内でコメントするシリーズ。トークは山下氏が聞き役となり仲條氏の生い立ちから学生時代、資生堂宣伝部からの独立とそれ以降を追った。仲條氏の生誕地にほど近い山下氏の現住所の話に始まり、最盛期には350万部発行という『花椿』や、関西のデザイナーとの関係性について、京都の細見美術館他いくつもの美術館との仕事、そして後半は本展のタイトルにも現れた「対」を多用する軽妙洒脱な「仲條正義のことば」の数々(「アルコールは父、ニコチンは母。」、「傑作は偶然。」、「締め切りが仕上がり。」等々)を紹介し、来場者の笑顔を誘う内容であった。

会場写真

展示記録・撮影: 吉田 亮人

関連項目

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