「平成」から「令和」に元号が変わったタイミングに激動の平成の30年を振り返る企画。DNP文化振興財団が所蔵するポスターの中から平成に入って制作された作品を展示。5~6年毎の5つのセクション機構としている。始めのセクションではバブルの名残が感じられるが、バブル崩壊やリーマンショック等も経て、大量生産・大量消費も影を潜め、モノからコトへと人々のニーズも変化した。携帯電話の登場、印刷のDTP化、環境問題の深刻化、ネット社会の到来といった大きなトピックスが駆け巡った時代を、グラフィックデザインがどのようにその変化に寄り添い、また視覚コミュニケーションの力がどのように時代に営業を与えたのかを検証した。ヘイセイを追体験する試みが、次の時代への道筋を照らす小さな光となることを願い開催。
ID
ddd_221
展覧会名
ヘイセイ・グラフィックス
開催期間
2019年06月29日–2019年08月17日
展覧会タイプ
CCGAからdddへの巡回展
会場
ddd太秦 (京都)
作家・団体
N/A
ポスターデザイン
2019年06月29日
ギャラリーツアー
京都dddギャラリー初回はCCGAの森崎が担当。純粋芸術とも言われるファインアートに対し、グラフィックデザインは応用芸術とも言われ、日常生活に有用性がある事、経済・商業等と密接に繋がり、何らかの情報伝達を担う点を解説。またポスターについては、「赤」立ち止まらせ、「黄」注意を惹き、「青」歩き出させる信号機の様なモノ、という松永伸氏の言葉を紹介。元号が変わるタイミングに激動の平成の30年を振り返る為に企画し、5つのセクション構成としている。始めのセクションではバブルの名残が感じられるが、バブル崩壊やリーマンショック等も経て、大量生産、大量消費も影を潜め、モノからコトへと人々のニーズも変化した。携帯電話の登場、印刷のDTP化、環境問題の深刻化、ネット社会の到来といった大きなトピックスが駆け巡った時代を、作品をピックアップして振り返った。残り2階は、dddの熊本が自身の実体験なども織り交ぜて作品解説を試みた。
会場写真
展示記録・撮影: 吉田 亮人