日本人メキシコ移住100周年をテーマにオリジナル制作した作品と、近作を中心にポスター100枚を展示。現代メキシコを代表する10人のデザイナーが、個性あふれるポスターで競演した。作品は十人十色ではあるが、いずれもラテン気質にあふれたエネルギッシュで色どり豊かな表現で彩られている。いわばメキシコ文化の現在が、それぞれのポスターの中に鋭く切り取られていたといえるだろう。伝統文化にこだわりながらも、オリジナリティ創出のためのデザイン遍歴が、今ここに大きな花を咲かせたともいえる。1990年から始まったメキシコ国際ポスター・ビエンナーレ。その開催国のデザイナーとしての誇りと意欲は、初日のギャラリートークでも熱く伝わってきた。
ID
ddd_060
展覧会名
メキシコ10人展
開催期間
1997年05月29日–1997年06月25日
展覧会タイプ
dddからgggへの巡回展
会場
ddd堂島 (大阪)
ポスターデザイン
1997年05月29日
ギャラリートーク「メイド・イン・メキシコ 今日のデザイン」
堂島アクシスビル9F会議室メキシコの文化的背景を紹介した映像作品にも人気が集まった。
会場写真
展示記録・撮影: 奥脇 孝一