ポルトガル第2の都市ポルトを拠点に活躍し、ジョアン・マシャドは、ポスターとグラフィック・イラストレーションに異彩を放っているアーティスト、ジョアン・マシャドのポスターの小型作品を中心に、1970年代の作品から最新作まで約100点を展示。“平面のポスターも、色や形、とくにシンボリズムの使用によって三次元的な側面を得ることができる”という哲学には、立体表現者としての経験も色濃く投影されているようだ。色、形、シンボリズムの3要素を感情や感覚を伝える能力に昇華させることによって、彼のポスターは直接的コミュニケーションのひとつのハードルを超えたといえるだろう。マシャドのポスターは、まさにマシャドの文化的バックグラウンドを反映した鏡である。新しい試みであるギャラリーツアーが、オープニングパーティに新鮮な彩りを添えた。
ID
ddd_056
展覧会名
ジョアン・マシャド展
開催期間
1997年01月16日–1997年02月13日
展覧会タイプ
ddd企画展
会場
ddd堂島 (大阪)
作家・団体
1997年01月16日
ギャラリーツアー- 出演者: ジョアン マシャド
いつもの会場レクチャー方式とは趣向を変え、展示ギャラリー内を回遊しながら作品解説を行う「ギャラリーツアー」を実施。くつろいだ雰囲気の中で、質問も活発に飛び交った。
会場写真
展示記録・撮影: 奥脇 孝一