dddギャラリーの実験展、デザイン・プリント・ペーパー展も今年で3回目を迎え、鉛活字と活版平台印刷に挑戦した。印刷が情報加工処理産業として位置づけられて以来、処理能力の迅速性と大量生産が重視され、活版印刷はオフセット印刷へと変わってきた。しかし、活字が今なお根強い支持層を持つのは、鉛活字の持つ陰影が肉筆に近い力強さと、ぬくもりともいえる美しさを示すとともに、文字組みの余白の微妙さが、日本文字の美しさを際立たせるからである。今回は特に文字印刷としてだけでなくデザインとして、「竹取物語」をテーマに『活字』の新提案を試みた。
ID
ddd_031
展覧会名
デザイン・プリント・ペーパー展 Part Ⅲ
開催期間
1994年09月27日–1994年10月25日
展覧会タイプ
ddd企画展
会場
ddd堂島 (大阪)
作家・団体
N/A
ポスターデザイン
N/A
展覧会ポスターの制作はなし。画像は出品作品(デザイン:松井桂三)を使用。